女性に喜ばれるお花とは?

女性がプレゼントをもらった時に、その喜びを表す感情表現の3大キーワードに
「かわいい!」「素敵!」「きれい!」
があるそうです。

これらは、お花をもらった女性にも同じ事が言えます。
ただでさえ可愛くって素敵で綺麗なお花ですから、どんなモノを贈っても決してハズさないプレゼントの一品となります。そういう意味では、お花ってすごく便利な優れモノですよねぇ~

・・・が、しかし

それでは、いつものプレゼントと何ら変わりはありません。せっかくの年に一度のクリスマスのプレゼントですから、もっとスペシャルなお花にする方が断然男としての株が上がります。
このコーナーでは、過去のお客様のエピソードから店長稲田が「もっともっと喜んでもらえるお花選びと演出法」を考察してみたいと思います。


最終目標は「喜びの笑顔を感激の涙に変える!」です!!!

それでは、ちょっと考えてみてください。

一体どんなお花にすればスペシャルになるのか???

ここで『お金を掛ければ!』と考えられた方・・・残念ながらアウトです。いやいや、確かにいきなり100本のバラの花束をもらっちゃったりしたら、それはインパクト抜群ですし、嫌な気になる女性はいないでしょう。
でも、花の音的にはアウトと言わせて下さい。なぜなら、そこには思う気持ちと創意工夫が足りないからです。
贈られた方が家に帰るまで、重い100本のバラの花束を抱えている姿を想像してみて下さい。また、家に帰ってからその花束を飾ろうとしても、100本も生ける器を持っている方はほとんどいません。小分けして飾るのも手間が掛かりますし、器の数も必要になります。
そう考えると、大切な方に渡すプレゼントとしてはあまりに思いやりに欠ける気がしますし、安易過ぎるプレゼントと言えるのではないでしょうか???

断言します! 「思い」と「創意工夫」が無いと決して感激の涙へと変える事はできません!!!

そして、その「創意工夫」は身近であればある程効果を発揮するようです。決して難しくは考えないで下さい。男性は、とかく若い時は背伸びをしたがりますし、大人になれば見栄を張りたくなったりしがちです。「身の丈」という言葉がありますが、まさにこの場合の「創意工夫」も「身の丈」の範疇でという事を念頭に置いて下さい。無理は禁物です。「身の丈」を超える演出は、失敗への直行便に乗ったも同然です。

常日頃から大切な方をよ~く観察する事が第一歩です。
例えば、何色がすきなのか?どんな服装を好むのか?お部屋の雰囲気はどうか?この3点を知っているだけでも、大いに役立ちます。

以前、お客様でこんな例がありました。

誕生日のプレゼントの一つにお花を贈りたいとの事でお問い合せがあったのですが、彼は上記の3点を的確に答える事ができませんでした。私は「同じお金を払うならワンランク上のプレゼントができるように、この3点をさりげなくリサーチしてみてください」とお話したところ、彼は次回のメールでソファーの写真を添付して送って来ました。メールを読むと、前日に彼女とショッピングに行った時に「前から欲しかったんだぁ~」と彼女は念願のソファーを購入したそうです。そのソファーは革張りの真っ白なソファーでした。彼は、そのソファーに合ったお花をプレゼントできたら、きっと彼女は喜んでくれるに違いないと思ったそうです。
私もピンときました。このソファーにお似合いのお花だったら間違いなく彼女も喜んでくれずハズと・・・。よく聞けば彼女の部屋は家具調度品すべて白系でコーディネートされているとのこと、フローリストと相談してそんな空間に華やかさを演出できるような花束をお創りする事にしました。右上の画像がその時の作品です。

彼からの後のメールによりますと、彼女は大感激だったそうです。何より、ソファーへの強い思い入れを彼が理解し、それに似合うお花を!って考えてくれた事を喜んでくれたそうです。

彼女の事を日頃から気に掛けているという事がお花を通して彼女に伝わったのが、大成功の最大の理由なのは言うまでもありません。

次の例は、お花に付けるメッセージカードを上手に使ったケースです。

この方は60歳の男性でした。定年退職後、初めての結婚記念日に、今まで一度もした事のないお花をプレゼントしてみたいと考えられたそうです。定年退職をきっかけに、奥様も共に励んで来てくれた事へのお礼を伝えたかったそうです。
明るく笑顔の絶えない奥様に何度も癒されたとおっしゃってました。「奥様のイメージをお花で例えると?」と質問する私に、間髪を入れずに「ひまわり」とお答えいただきました。
これで、私の中では作品のイメージが出来上がりました。ひまわりを使ったアレンジで明るく元気なイメージのデザインです。そして、メッセージカードに、旦那様の直筆で「ひまわりのような笑顔に何度も救われました。ありがとう、これからもよろしく」とご記入いただいてお花に添えさせて頂きました。ご自宅にお届けさせて頂いたのですが、奥様はそのカードを見られた途端、涙・涙でした。

これは、お花そのモノよりもメッセージカードが効果的に使われている点が良かったのでしょう。しかしながら、旦那様の奥様に対する心からの思いがあればこそだと思います。また、すぐに「ひまわり!」と答えられるほど奥様を日頃から見つめていた旦那様の愛情がもたらした結果とも言えます。

これらのケースを見ても“普段何気なく言ったことや行ったことを覚えていてくれる”“自分の好みを理解しようとしてくれる”そんな男性の姿勢が女性にとってはこのうえない喜びだったりする事がよくわかります。
お花は、言うまでもなく生き物です。モノではなく生き物という点が思いや感情がより伝わり易いプレゼントになるのではないかと、私は考えています。そう考えると、たとえお花がメインのプレゼントでは無かったとしても、プラスワンとして少額でも添えてプレゼントする事はかなり効果的なのではないかと思えるのです。そして、心や思いが伝わるプレゼントが出来た時には、大切な方の感激の涙を拝めるはずです。

もう一つ、過去の事例をあげてみましょう。これは、渡すシチュエーションに凝って成功した例です。

彼がこだわったのは『時間』でした。「21時43分に届ける事ができますか?」が第一声だったように記憶しています。「本来は21時までの配達でお願いしているのですが、ジャストタイムじゃなきゃダメでしょうか?」と聞くと、「極力その時間がイイのですが、なんとかお願いできませんか?」と言うではないですか・・・。何故にその時間をご希望されているのか聞いてみると、彼女のお誕生日プレゼントにお花を贈りたく、21時43分が彼女が生まれた時間なんだそうです。彼女と付き合い始めたばかりの彼は「彼女がこの世に生を受けたからこそ今の幸せがある」と思っているようで、その思いを伝えたいのだと言いました。残念ながら、付き合い始めて最初の誕生日にも関わらず、彼は出張で一緒に祝うことが出来ないようで、彼女に寂しい思いをさせない為にもどうしても思いを伝えたいとの事でした。
ここまで聞いてしまっては、私も一肌脱がないわけにはいけません。当日、21時30分には彼女の住むアパートの前に到着して、今か今かと43分が来るのを時計を見ながら待っていました。そして、約束通りの時間に彼女の部屋のインターホンを鳴らしました。
そんな時間に来る、不意の来客に怪訝そうな顔の彼女でしたが、彼からのお花とわかると破顔一笑、とっても幸せそうな表情に見る見る変化していきました。そんな彼女に私は彼がこの時間に拘っていた事実を伝えると瞳を潤ませながら笑っていました。
右の画像がその時の花束です。彼は百合の花をメインにした花束を希望されていました。彼女の名前が小百合さんだからとの理由からです。白百合だと地味になり過ぎるので、ピンク系の百合で構成させて頂きました。こんな気遣いも彼女にとってはうれしかったに違いありません。
とってもドラマティックなご注文で、こちらの気分もすっかり癒されてしまいました。

この仕事をしていると、時折「うっそ~!?」と言いたくなるようなドラマティックなシーンに遭遇します。みんな色々考えているんだなぁ~なんて感心してましたが、そんな経験もここでお伝えする事で、みなさんのお役に少しでも立つことが繋がればと思っています。

創作花屋花の音では、上記の例にあるようなドラマティックなシーンが一人でも多くの方に訪れる事を望んでいます。だって、せっかくのアニバーサリーですもん、ドラマティックなシーンがあちこちで繰り広げられたら、こんなに素敵なコトはないと思うんですよねぇ。
ですからお花の内容はもちろんですが、それだけには留まらず色んな演出法やアイデアまでもご相談いただければと思っております。

「喜びの笑顔を感激の涙に変える!」

是非、実践してまいりましょう!!!
記憶に残って心に届くようなお花を、私たちは創作させていただきます。

創作花屋 花の音  店長 稲田 雅人



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